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南アルプス:仙丈ヶ岳
南ア・仙丈ヶ岳紀行(59) 「自己流下山法」

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 南ア・仙丈ヶ岳紀行(59) 「自己流下山法」   .



 
 シラビソ林の急坂


チョットしたスリリングな岩稜地帯を抜けると、再び、岩礫を敷き詰めたような樹林帯の中を下る。
潅木帯の中に入り急斜面をどんどん下っていく。
下りは登りとは異なって、足元を充分に気をつけながら、力を抜いてリズミカルに歩を進めるのがコツである。

山歩き、山登りは勿論「上り」が苦しい。 
だが、長丁場の急な「下り」は耐えがたいほど辛いと云う人も多い。
ここで、降りの際に留意すべき点を、小生の独断で記しておく。


降り編

1、走らない、跳ねない、急がない
2、リズミカルに
3、有ればステッキを上手に利用する
4、両手は必ず空けておく(物を持たない・ステッキは除く)
5、小幅、小股(左右の膝を並べる感じで)
6、登りとは逆に、軟らかく着地(カカトより着地、体重を抜く感じ)
7、浮石、根っこ、枯葉など足の取られに注意・・!!
8、濡れ靴、濡れ石、濡れ根っこ注意(滑り注意)
9、急斜面は避ける(有れば出来るだけ迂回路を取る)
10、きき足の反対の脚(弱脚、通常左脚)をカバーしながら
11、膝が笑いだしたら(ガクガク)注意する(ゆっくりと)
12、膝関節が痛みだしたらステッキを利用(出来れば両手:棒切れでもよい)


などなど、重心はできるだけ爪先に掛け、膝を伸ばしきらないように、要は脚を取られて転ばないように注意しなくてはならない。



足元に充分気を配りながらであるが、下りながらも木々の合間から周辺景色が見え隠れする。
既にシラビソ主体の樹林になってきて、今度は林の木陰からゴツゴツした山頂の甲斐駒ヶ岳や鋸岳が見え隠れしている。

それにしても、意外と雰囲気の良い登山道である。
だが、次第に降下するに従って樹林帯が密生してきて見通しの悪い、やや薄暗い登山道に変わってきている。


次回、「籔沢の頭と大滝




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 南ア・仙丈ヶ岳紀行(60) 「籔沢の頭と大滝」    .



 
 五合目の「籔沢大滝の頭」の分岐

 
 籔沢本沢にある「籔沢大滝」(伊那市)



仙丈ヶ岳山頂凡そ約1時間少々で、懐かしの五合目の大滝ノ頭に到着した。 
無論、馬の背、籔沢方面からの合流点でもある。
ここで、ザックを下ろして大休憩をとる。


数人の登山者も一息いれているようで、何れも、これから仙丈ヶ岳へ向かう人達らしい。
分岐になっている所でもあり、或る女性のグループが地図を広げて指を指しながら、どちら方面に向かうか思案している様子でもある。

下ってきた小生を見て、
「上のほうは如何でしたか・・?」と尋ねてきた。

「私は朝一番から登り始めたんですけど、霧が立ち込めて見通しが悪かったんで、ここから右手の籔沢経由、馬の背から頂上へ行きました。 馬の背過ぎた辺りから天候が回復し霧も晴れて見通しも展望も良くなりました」

「実は私たち、どちらへ行こうか迷っているんですけど、如何ですか・・?」

「そうですね、今からだと小仙丈方面が宜しいでしょう。 この先、チョット傾斜がきついですけど30分も登れば視界が開けてきます。 こちらがお勧めですね」 
と、キッパリと稜線コースを示してやった。

彼女たちも、安心したように意を決したようである。



ところで、此方は「籔沢大滝の頭」であるから、籔沢大滝そのものがあるはずである。

有りました・・! 、
この地より北方の籔沢の支流、登山道では太平山荘から1500メートルぐらいのところ、籔沢への合流点の近くにあって展望台もあるらしい。

豪快な大滝は落差70mの三段の滝であり、伊那市の名所にもなっているらしい・・?。 
ただ、残念ながら現在は道中が崩壊激しく通行が出来ないという。



次回、「再び北沢峠




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