南ア;鳳凰三山紀行 南ア・鳳凰三山紀行(44) 「ニホンカモシカ」 御座石⇒⇒燕頭山⇒鳳凰小屋⇒地蔵岳⇒観音岳⇒薬師岳⇒南御室小屋⇒苺平⇒杖立峠⇒夜叉神峠⇒芦安 |
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南ア・鳳凰三山紀行(44) 「ニホンカモシカ」 . 苺平からの道 ニホンカモシカの写真 ツガイの「ニホンカモシカ」が、我等の進んでいる登山道の左側から道ふきんに降りてきて、道からチョット反れた林の中で草を食べ始めた。 我等を注意しながらも、恐れることなく、こちらを眺めながらゆっくりと草を食べている。 小生は、地元・・?の丹沢では野生の鹿(ニホンジカ)に何度も遭遇し、(実は増えすぎて困っているらしいが)又、北海道・知床ではエゾシカが車道に出てきて草を食んでる姿を見たことはあるが、こんなに間近で、じっくりと特別天然記念物のカモシカ(ニホンカモシカ)と対面したのは初めてである。 普通「ニホンカモシカ」は、草食の動物で、岩場や急傾斜の斜面のある森林に好んで生息している。 低木の葉、芽、小枝、花、実、それにササや草木を食べるが、主に早朝と夕方に採餌し、座り込んで休息しながら反芻していることが多い(衰弱していると間違えやすい)。 人が山の中で仕事をしていると岩角など見晴らしのよい場所に何時間も立ち、じっと見ていることがあるという(動けなくなっているわけではない)。 成獣の行動範囲は定まっており、定着性が強く、同じ場所でよく見られるという。 ニホンカモシカは、古くは狩猟対象であり食用とされていた。 面白いのは、その味が鴨(かも)のように美味だから「カモシカ」という説もある。 又、谷間などを走っている様を上から見下ろすと、カモシカの背中の毛色が揺れ動き鳥が飛んでいるようにも見えたから、という説もある。 カモシカは好奇心が強く、ワザと人間を見に来ることもあると言うが、存外、登山道で見受けられるのはこのあたりが要因なのかもしれない・・? 昭和30年(1955)に現行の「文化財保護法」により特別天然記念物に指定され、カモシカ愛護思想の普及を図るなど大切に保護されてきた。 これにより最近では、その個体数が増加し、分布域が拡大するなど山麓部周辺や平野部でもカモシカが見られるようになっている。 従って、山形県、長野県、岐阜県などでは、カモシカの増加によりその生息地に隣接するヒノキの造林地や農地で、カモシカによる食害が増えており、一部では大きな社会問題にもなっているともいわれるが・・?!。 次回、 「杖立峠、大崖頭山」
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