Google
カスタム検索

南ア;鳳凰三山紀行
南ア・鳳凰三山紀行(43) 「辻山 苺平」


御座石⇒⇒燕頭山⇒鳳凰小屋⇒地蔵岳⇒観音岳⇒薬師岳⇒南御室小屋⇒苺平⇒杖立峠⇒夜叉神峠⇒芦安




               
山行記録    旅と山旅   関東百名山   日本百名山
 
(標題はブログにリンクします).



 南ア・鳳凰三山紀行(43) 「苺平」 .




  
  苺平


  
  苺平の方向標識(余りはっきりしない)






苺平からも、鬱蒼とした樹林帯で展望もなく、急勾配ではなくても延々続く九十九折(つずらおり)の下り坂。 
だんだん慣れてくると、少しずつテンポも上がって来る。
シラビソやコメツガの樹林帯を無言のまま降っていると、突然視界が広がった。
長道中の中の休憩敵地といったところである。


西側の展望が開け、白鳳三山の間ノ岳が真向いに見え、南アルプス一の巨漢ぶりをアピールしている。
白鳳三山は何度となく、見飽きるほど観てきたが、よく見ると移動するに従って姿、形が違って見え、又、別の感慨があるものだ。


気がつくと、ここだけがカラマツや落葉樹に変わっている。
後で気がついたが、この地は昭和36年の山火事で焼けた跡らしく、ガイドブックにも枯れ木があると書いてあったようだ。 
周辺は草原状になっていて野草も生い茂っているが、焼け跡らしい巨木の残骸らしいのも覗える。


山草はシナノオトギリ草が多く、ウスユキソウも見えていた。 
シナノオトギリの花に蝶々が多く舞っていた。 こんな高山地帯にも蝶々がやって来るのかと妙に感心する。

尤も、蝶の中には大陸横断する強者もいるそうで、この辺りまで上ってくるのも難しいことじゃ〜ないのかな・・?
展望を楽しみながら、てふてふ(蝶々)に感心し、火照った身体を持参の冷水で冷ましてポケットの物を口に入れる。


再び出立である。
ゴロゴロした大きな石の登山道に変わる。

「苺平←→杖立峠」の道標を、苺平から30分位の所で見る。(標高約2285m)
杖立峠へのほぼ中間と行った所であろうか・・?

突然、登山道前方にガサゴソと音がしたので、もしかしたら熊と遭遇かな・・!!、一瞬ドキドキとしたが、そちらの方向を凝視するとカモシカの出現であった。 
ホッと安心しながら様子を伺うと、カモシカも同様に、今度は身動き一つせず、こちらを覗っている。
あまり警戒心もなくこちらを見ているのである。


すると今度は、登山道左側から別のカモシカが道に降りてきて、道から反れた林の中で草を食べ始めた。 たぶんツガイであろう・・?。
我等を注意しながらも、恐れることなく、こちらを眺めながらゆっくりと草を食べている。

地元・・?の丹沢では野生の鹿(ニホンジカ)に何度も遭遇しているが、(実は増えすぎて困っているらしいが)こんなに間近でゆっくりと特別天然記念物のカモシカ(ニホンカモシカ)と対面したのは初めてである。


次回、 「ニホンカモシカ






                 
山行記録    旅と山旅   関東百名山   日本百名山
 
【旅のリンク集】
旅の紀行・記録集
山の紀行・記録集 山のエッセイ
「旅行リスト」
日本周遊紀行「東日本編」
日本周遊紀行「西日本編」
日本周遊紀行 (別URLです)

【日本の世界遺産紀行】 
北海道・知床  
白神山地 
紀伊山地の霊場と参詣道 
安芸の宮島・厳島神社  
石見銀山遺跡とその文化的景観 
奥州・平泉

ハワイ旅行2007
九州旅行2008
東北紀行2010
沖縄旅行2008
北海道道北旅行
北海道旅行2005
南紀旅行2002

古都鎌倉紀行
「山行リスト」 

立山、剣(天の記)
白馬連峰登頂記
北ア・槍−穂高
上高地-岳沢-穂高
上高地・明神
南ア・北岳
南アルプス・仙丈ヶ岳
南アルプス・鳳凰三山
八ヶ岳
八ヶ岳越年登山
谷川岳
尾瀬・燧ケ岳紀行
奥秩父・金峰山
丹沢山(
西丹沢・大室山
西丹沢・檜洞丸
丹沢、山迷記
大菩薩峠紀行
山旅の記
山の歌

「上高地雑感」
「上越国境・谷川岳」
「丹沢山塊」
「大菩薩峠」
 


スキーの記録  
「スキー履歴」
当方、事情で写真は所有してないため、情景によっては所々に個人、公的機関等の許諾不要と思われる無料のフリー写真または素材を使用させて頂いております。その際、原画管理人にお礼をもう上げるとともに、もし、問題が発生しそうな場合は直ちに削除いたします。恐縮ですけど、連絡は「fcブログ」のコメント欄へお願いします。




inserted by FC2 system