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南ア;鳳凰三山紀行
南ア・鳳凰三山紀行(32) 「観音岳稜線」

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(標題はブログにリンクします).



 南ア・鳳凰三山紀行(32) 「観音岳稜線」   .



  
  鳳凰小屋付近に有る案内標識


  
  観音岳(地蔵稜線)





再び小屋に到着すると、連休当初とあって大変な込みようである。
小屋の定員をはるかにオーバーしていることだろう。
寝所のスペースはマグロのセリよろしく、立錐の隙間もないほどである。

こんな状態では到底熟睡など出来るわけはなく、おまけに地蔵岳のオベリスクで御来光を見ようという人たちで、真夜中からガサゴソと耳障りなことおびただしい。
ただ救いだったのが、翌朝マズマズの好天に恵まれたことであった。

ともあれ、パンと覚醒のための濃いコーヒーを喉に流し込んで、小屋を出発した。
観音岳への直登は小屋の前の小さな沢を渡って始まった。
朝一の急角度の登りは、さすがに体に応える。
おまけに昨夜の寝不足が身体を相当に重くしている。 
だが、頭のほうは霧が晴れたかのようにスッキリしている。

尤も、実際の天気も快晴とまではいかないが、雲間より朝の暁光が眩しいくらいである。
急峻な樹林の中を一歩一歩歩を進める。
静寂の中、時々、山鳥の甲高い声が「ギーッ」と空気を切り裂く。


普通、鳳凰三山である地蔵、観音、薬師岳のみを登攀するのであれば、鳳凰小屋に大きなザックをデポして三岳を一回り往復し、そのまま鳳凰小屋に戻ってくる登山者も多く見られるようだ。

地蔵岳へは賽の河原を通り、オブジェの様な花崗岩の奇岩の群れがおりなす自然の造形美・オベリスクを眺めた後は、ひと登りすればアカヌケ沢ノ頭に到着する。
広いスペースのあるアカヌケ沢ノ頭は、早川尾根縦走の分岐点となるほか観音岳、薬師岳へと向かう起点でもあり、何れも起伏の穏やかな天空の散歩のような稜線歩きとなる。

広く平坦な薬師岳山頂に至ってこのまま鳳凰小屋に引き返すのであるが、ザック持参であれば薬師岳から派生している尾根の道、即ち、青木鉱泉に下る中道ルートがある。
我等は、このまま縦走路である夜叉神峠に下るのが今日のルートである。



次回、 「稜線展望






                 
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