南ア;鳳凰三山紀行 鳳凰三山紀行(2) 「白樺林」 御座石⇒⇒燕頭山⇒鳳凰小屋⇒地蔵岳⇒観音岳⇒薬師岳⇒南御室小屋⇒苺平⇒杖立峠⇒夜叉神峠⇒芦安 |
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(標題はブログにリンクします). 南ア・鳳凰三山紀行(2) 「白樺林」 . 青木鉱泉近くの白樺林 連休前とあって、湯宿は相応に賑わいを見せていたが、山の端にへばり付くように建っている宿は意外と三階建ての鉄筋コンクリートの近代的そのものであった。 玄関前に到着すると、宿の主人が無表情、無愛想にわれ等を迎えてくれたことが、チョット気になった。 本来なら早速湯船に浸かりたい処であるが、明くまでも自然相手の我々である。 時間があるので主人に二言、三言山の様子を伺いながら、青木鉱泉まで散策がてら脚を延ばすことにした。 河原を隔てた向こう側の小高い丘には、東洋一(通称で実際は不明)と言われる「白樺林」が広がっているのは既に承知していた。 時節がやや早いためか、白樺特有の幹の白さと葉の濃厚な緑は見られなかったが、しかし、その規模は相当なもので、その遠大さには思わず感嘆の声を発するほどである。 また、ここから望む鳳凰三山の迫力は格別で、明日の登頂を思うと胸が高鳴るのを覚える。 ところで白樺(しらかば)は、外皮がやや黄色みを帯びた白色で光沢があり、高さは20?30mになる幹は群生して生える特徴があり美しい景観、純林を形作る。 一般には中部日本より北の比較的海抜の高い(600−1600m)地域に分布し、さらに北海道ではより低地に見られる。 材質が堅く、木目も美しいので家具材や家屋の内装に使われる。 樹皮は容易に燃え、天然の着火剤としても使われる。 又、春、芽吹く頃の白樺の幹に傷を付けると、大量の樹液が吹き出し、アイヌ民族はこの樹液を「タッニ・ワッカ」(シラカバの水)と呼び、炊事の水に用いてきた。 樹液は人工甘味料キシリトール(天然の代用甘味料)として知られの原料になる。 更に、樹液に含まれる成分は保湿を促進する効用があることから化粧品にも利用され、ナメコ栽培用の原木にもなる。 日本の皇室において、現在の皇后である美智子様の「お印」になっている。 因みに、ダケカンバはシラカバ(シラカンバ、白樺)とよく似ているが、シラカンバよりも更に高い高度に分布する。 明るい場所に生え成長が早いこと、森林が何らかの理由で破壊されたあとに真っ先に生える木であること、などの特徴はシラカバと共通する。 亜高山帯の上部、森林限界近くではしばしば純林に近いダケカンバ林となる。 また、森林限界を超えても、ハイマツの中に混生している例もあり、普通は樹高10〜15m、大きいものは30mにも達する一方、森林限界近辺では低木状となるのが一般的である。 次回、 「青木鉱泉」
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